参加者の声

KSBC参加者後、現在は慶應義塾大学環境情報学部先端生命科学研究会で活躍する先輩を紹介します。

※本プログラムは、2001年度から2016年度まで「サマーバイオカレッジ」(SBC)として開催していましたが、2017年度から「慶應サマーバイオカレッジ」(KSBC)に名称を変更して開催しています。

質問内容:1.KSBCに参加した感想。2.現在の研究内容。 3.その他、今熱中していること。

井内 仁志君 (志木高卒)

●2006年参加  ●産業技術総合研究所に勤務

1.鶴岡に世界的に注目されている研究者と最高レベルの実験設備があることを知りました。
2.光合成によってオイルを作ることができ、エネルギー問題を解決できると期待されている藻の品種改良を行っています。
3.花火サークルに所属しており、地方の花火大会を見に行ったり、花火を打ち上げたりしています。


野崎 慎君 (塾高卒)

●2006年参加  ●ハーバード大学分子細胞生物学科に勤務

1.ハイレベルな実験を体験できたことで、分子生物学に対する興味が深まりました。
2.真核生物に特徴的にみられるゲノムの一次配列の変化を伴わず、後天的な修飾によって機能の制御を行うエピジェネティクスという機構の研究をしています。
3.休日も主に研究をしており、研究に首ったけです。


村上 慎之介君 (塾高卒)

●2006年参加  ●株式会社メタジェン執行役員COO/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任助教

1.環境情報学部と先端研の魅力を知ることができ、SFCで学びたいと思うようになりました。
2.高温の温泉や深海など「極限環境」と言われる場所に生息する微生物と、その遺伝子について研究しています。
3.高校から始めた居合を今でも続けています。学業と趣味を両立できる環境ですし、メリハリを持つことで本業である研究の質も高まると思います。


田中 美穂君 (SFC高卒)

●2006年参加  ●小林製薬株式会社に勤務

1.自分も挑戦してみたくなるような面白い研究に出会い、また想像を超えた環境施設に圧倒されました。
2.バイオ燃料として注目されているオイル生産微細藻が、どのようにしてオイルを蓄積するか解明しようとしています。
3.タッチフットボール(アメフトに似たスポーツ)で全国優勝を目指して、大学4年間熱く戦ってきました。


河野 夏鈴君 (SFC高卒)

●2010年参加  ●協和キリン株式会社に勤務

1.人生を大きく変えた経験でした。自分が好きな分野で活躍する楽しさを知りましたし、先輩との出会いも大きかったです。
2.エピジェネティクスと呼ばれている後天的に細胞に発生する修飾について研究しています。現在はヒト組織細胞を対象に解析しています。
3.テニスサークルに所属しメンバー活動に勤しんでいます。学問と両立が難しい時期もありますが、かなり充実した学生生活を送っています!


吉田 祐貴君 (塾高卒)

●2011年参加  ●慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程 在籍

1.実験を通して先端生命科学を体験できた楽しさと共に、自分が将来関わりたい研究に触れることができました。
2.世界最強の生物クマムシのゲノム解析を行い最強たる所以を研究してます。
3.鶴岡在住生として研究する傍ら、食文化都市の美食を楽しんでいます。


引地 志織君 (SFC高卒)

●2011年参加  ●慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程 在籍

1.先輩の研究発表や同世代の仲間との交流を通じて、将来的に達成したい目標=「研究者として医療に携わりたい」を発見できました。
2.新しい治療法開発に向けて人体常在菌を対象とした研究。将来的に、症状に苦しむ前に完治出来るような予防的治療法の提案をしたいと考えています。
3.冷蔵庫にある食材で経済的かつ簡単に作れるレシピの考案。楽に美味しいレシピは英語と日本語の2カ国語で一般公開しています。



鈴木 結香子君 (SFC高卒)

●2015年参加  ●慶應義塾大学環境情報学部 在籍

1.自分と同じように生命科学に興味をもった高校生達と交流でき、志高く熱意溢れる先生や先輩方にも出会い、多くの刺激をもらうことができました。SBCは自分にとって人生のターニングポイントとなり、とても大切な思い出です。
2.発生生物学の研究として、脊椎動物の原腸胚において背腹特異的に分泌される小分子の網羅的同定に向けて研究をしています。
3.海外インターンシップの運営をしています。


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